第10回世界水フォーラム(繁栄を分かち合うための水)
2024年5月18日-25日
Overview
“繁栄を分かち合うための水”というテーマのもと、第10回世界水フォーラムがインドネシアのバリにて2024年5月18日~25日の期間で開催されました。
WEPA事務局は、「テーマ別プロセス」セッション2A2および2D3に参加し、アジア地域およびその他の地域からの参加者に対し、知識と経験を共有することを通した水質改善への取り組みを紹介しました。2A2セッションでは、8名の発表者によるプレゼンテーションが行われ、WEPA事務局からはバオ ンゴック ファムがWEPAの活動を紹介し、WEPA加盟国での水環境改善の課題を共有しました。2D3セッションでは、WEPAアドバイザーである国立環境研究所の蛯江佳孝氏が基調講演を行い、分散型排水処理システムを維持するための重要なポイントを示しました。
2Aの取りまとめセッションでは、ガバナンスと制度的枠組みが水質改善の根幹であり、避けて通ることはできない旨が言及され、現状を把握するための調査とモニタリングの重要性についても強調されました。2Aのまとめとして、「意思決定のためのデータ」の重要性、「排水=資源」という考え方、さらに「質」と「量」を分けて考えることはできない点が盛り込まれました。2Dの取りまとめセッションでは、適切な衛生管理を確立するためには、政治的意思、国家政策、地方政府の計画および多岐にわたる関係者の参加が必要ですが、多くの国でこれらが欠如または不十分であることが指摘されました。適切な衛生管理の確立に必要なものとして、以下の8点が挙げられました: (1)国・地方レベルでの衛生改善への強い政治的意志、(2)衛生分野での役割分担を明確にする国家政策および戦略の適宜更新、(3)衛生・保健サービスの実施・管理・監視を目的とした部署(多くの場合地方自治体)、(4)地方・国レベルでのすべての関係者の協働、 (5)サニテーション・チェーン全体を通したサニテーション・サービスの開発、(6)現地の状況に応じた最も適切なシステムの選択(オフサイトとオンサイト)、(7)部門・セクター内外の調整、(8)汚泥処理施設を含むサニテーション施設維持を目的とする持続可能な資金調達メカニズム。


また、環境省は世界水フォーラム会場内の日本パビリオンに展示ブースを設置し、WEPA事務局がパートナーシップの目的や仕組みなどを説明し、20年にわたるWEPAの活動を来場者に紹介しました。本ブースではWEPA第4期報告書の配布も行いました。


- 場所
- インドネシア バリ島 ヌサドゥアコンベンションセンター 会議場
- 主催者
- 世界水会議
- URL
- https://worldwaterforum.org/