第8回世界水フォーラム(水の共有)
2018年3月18日-23日
Overview
“水の共有”というテーマのもと、第8回世界水フォーラムがブラジルの首都ブラジリアで2018年3月18日~23日の期間で開催されました。 WEPA事務局は、国連環境計画、GEMS Water、経済協力開発機構(OECD)、世界銀行、国家水研究センター(エジプト)及びSOS Mata Atlântica 財団(ブラジル)と共同でセッションコーディネータとして、公式のテーマ5のもとで、3月21日に”尾根から岩礁までの水質の理解”に関するセマティックセッションを開催しました。このセッションでは、越境水、地下水システム、小島嶼国を含むいくつかのケーススタディを紹介し、より安定的な統合水資源管理モデルを構築するための水質データの利用方法事例を検討しました。これには、水利用の競合、主要な汚染発生源、汚染の主要な原因、公害の軽減に対して誰が負担をして誰が裨益を受けているのか、情報を共有することの重要性を理解することが含まれます。 WEPAアドバイザー委員会座長の岡田光正教授がこのセッションのパネリストとして登壇されました。岡田先生はWEPAの活動を通じて蓄積された経験と学んだ教訓に基づき、セッション主催者が提起した主要な質問(水質規制に関するどんな新しい解決策を提案・推薦できますか?また、その実現可能性をどのように評価できますか?どのようにして汚染物質排出を減らすためのインセンティブを提供できますか?)の1つに対処するための本質的な考えとアイデアを言及しました。


さらに、WEPA事務局は、日本サニテーションコンソーシアム(JSC)、国際協力機構(JICA)、WaterAid Indiaと協力して、「すべての人々のための総合的衛生管理」をテーマに関するアジア太平洋地域プロセスレポートに対するインプットを行いました。 また、2018年3月19日に開催された地域プロセスワークショップ「衛生と排水管理の改善に向けて – アジア太平洋地域の課題と実践」を共催し、発表も行いました。


さらに、WEPAの活動は、ポスター展示と浄化槽システムモデルのデモンストレーションが行われたジャパンパビリオンの環境省ブースにて紹介されました。 また、この機会を活用し、世界水フォーラムにおいて、「WEPAアジア水環境管理アウトルック2018」が発表されました。 日本パビリオンでは、本編、ファクトシートとCDを含む700部のアウトルックが配布されました。


- 場所
- ブラジル ブラジリア Ulysses Guimarães 会議場
- 参加者
- WEPAパートナー国のうち、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、フィリピンおよびベトナムの行政官、日本国環境省、国土交通省、JICA、大阪市、UNESCAP、WHO
- 主催者
- 世界水会議
- URL
- http://www.worldwaterforum8.org/en/date-and-venues